MESSAGE 社長メッセージ

私が初めてパソコンを触ったのは小学生の時。モノクロでローレゾでしたが、そのこれまで見たこともないマシンに私は虜になり夢中になりました。高価なモノでしたので買うことはできず、店頭に置いてある展示用のパソコンを触りに電気屋さんに入り浸ったり、欲しいとカタログを飽きずに眺めていたものです。
インターネットに出会ったのは20代の時。あまりの情報量の多さに夜も寝る暇がなくなると衝撃を受けました。クリックすればするほど新しいwebページが出てくる。これは世界が変わると思ったものです。

そして今日、
私たちは突然、新型コロナウィルスという未知の困難に立ち向かうことになりました。
外出自粛になり不便な生活を強いられましたが、在宅勤務で自宅にて仕事をし、オンラインで買い物、オンラインで出前と現在の生活をよくよく見てみると、昔では考えられなかったことがすでに実現できていて、ずいぶんと便利な世の中になっていたのだなと改めて気づかされました。物理的な距離に縛られずにできることがこんなにもあったのか、普段当たり前にやっていたことも様々な技術の進歩に支えられているのだなと再認識した次第です。

技術には世界を変える力があります。

私たちは知恵を絞り、生活様式を変えようとしています。そこに技術の力は欠かせません。最先端の技術を駆使することで、私たちの生活をさらに豊かにすることができるのではないでしょうか。例えば、満員電車もリモートワークや時差出勤を組み合わせることで回避できることがわかりました。これまでもできたはずですがやろうとしていなかっただけです。
みんなが力を合わせれば、経済合理性だけにとらわれずにより豊かでサステナブルな社会を作り上げることができると私は信じています。

リモートワークが当たり前になれば、さらに住むところの自由度も広がります。都市に集中する必要もなくなります。既成概念を取り払ってしまえば、もっと自由なライフスタイルを得られるでしょうし、これまで以上に住みやすい社会にすることだってできるはずです。

KDDIテクノロジーは最先端の技術を探求し、夢を現実にして社会に貢献しつづける会社でありたいと思っています。そして日本を今よりもずっと元気にしたい、私たちの活動がその一助になるように様々なチャレンジに日々取り組んでまいります。

2020年6月
株式会社KDDIテクノロジー
代表取締役社長 大井 龍太郎